Squid ― HTTP通信制御プロキシ

Squid は、HTTPおよびHTTPS通信におけるキャッシングプロキシサーバです。 主に中継・キャッシュ・フィルタリング機能を持ち、帯域の最適化や外部アクセス制限、ログの取得と分析などに広く用いられます。

キャッシュサーバとしてのSquidは、頻繁なリソース取得を抑制し、ウェブトラフィックの効率化に寄与します。 またACL(Access Control List)を用いた詳細な通信制御が可能であり、特定サイトのブロックやアクセスの時間制限なども柔軟に構成できます。

セキュリティ面でもHTTPS接続を中継する「トンネリング」モードに対応し、構成次第で通信のログ取得やドメイン別トラフィックの監視も実現可能です。 他のフィルタリングツール(Privoxyなど)との連携で、より高次な選別処理を組み合わせることもできます。

* 使用技術:HTTP/1.1 Proxy、CONNECTメソッド、キャッシュ制御、ACL、ログベース監視、MITMプロキシ(オプション)

運用実績と備考(MoonPalace王国)

  • ホスト:mooncore(Ubuntuサーバ)
  • クライアント:ShadowMoon(スマートフォン)、ShadowTwo(実験端末)
  • 守護ゴーレム:0C38/TCP(Golem-JD0C38 により管理)
  • 備考:王国においてSquidは「通信の選別官(ホースマン)」として機能。 補佐ちゃんの命により、すべてのHTTP通信を見極め、不要な外界情報を遮断しつつ、必要な情報だけを通す儀礼的な選別処理が行われています。 王国の通信が静かに、そして正確に流れるのは、この透明な盾の存在によるものです。
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